情報定期便
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国の借金1323兆円、9年連続で過去最高 財政状況一段と厳しく
財務省は本年5月9日、国債と借入金、政府短期証券を合計したいわゆる「国の借金」が、2024年度(2024年3月)末時点で1323兆7155億円になったと発表しました。9年連続で過去最高を更新しています。
昨年3月末(以下前年度末)と比べた1年間の増加額は26兆5540億円となり、政府の支出を税収でまかないきれずに借金が膨らむ構図が続き、財政状況は一段と厳しくなっています。
昨年度は防衛費や社会保障費が増えて、110兆円を超える当初予算が組まれたことに加えて、電気・ガス料金の補助の再開や住民税非課税世帯への給付金など物価高対策を盛り込んだ13兆円を超える補正予算を編成した結果、国債の発行が積み重なりました。
「国の借金」の内訳としては、償還や利払いに主に税収を充てる普通国債の発行残高は1079兆7344億円で、前年度末から26兆818億円増えました。普通国債には2023年度から発行を始めたグリーントランスフォーメーション(GX)経済移行債の残高3兆7028億円が含まれています。なお、財政投融資特別会計国債(財投債)や、交付国債、出資・拠出国債、借換債等を合わせた国債のトータルは1182兆8849億円になっています。
また、金融機関などからの借入金は、前年度末から1兆6303億円減の46兆9310億円で、一時的な資金不足を補うために発行する政府短期証券は、前年度末より2兆4003億円増の93兆8996億円になりました。
今年度の当初予算は115兆円を超えて過去最大となり、新たな国債を28兆円余り発行する計画となっていて、引き続き厳しい財政運営が求められることになります。
*詳細は以下の資料をご覧下さい 「国債及び借入金並びに政府保証債務現在高(令和7年3月末現在)(財務省」令和7年5月9日 https://www.mof.go.jp/jgbs/reference/gbb/202503.html
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